月例経済報告(H24.5.18)
景気の基調判断
<現状> 景気は、依然として厳しい状況にあるものの、復興需要等を背景として、緩やかに回復しつつある。
※9カ月ぶりに上方修正
(先行き)
- 先行きについては、復興需要等を背景に、景気回復の動きが確かなものとなることが期待される。
(リスク要因)
- 欧州政府債務危機を巡る不確実性が再び高まっており、これらを背景とした金融資本市場の変動や海外景気の下振れ等によって、我が国の景気が下押しされる懸念
- 電力供給の制約や原油高の影響
- デフレの影響
等
(注)下線部は、前月との変更部分です。
1-3月期GDP1次速報の概要
○1-3月期の実質GDPは、前期比年率で+4.1%。
○名目GDPは475兆円。
・名目GDP成長率(前期比年率)は、11年7-9月期+6.1%、11年10-12月期▲1.1%、12年1-3月期+4.1%。
消費・雇用の概況
○個人消費は、緩やかに増加している。
・消費総合指数(対前月比)は、2月▲0.1%、3月+0.2%。
・新車販売は、高水準を維持している。
・家電は、下げ止まっている。
・旅行は、海外が好調だった。
○有効求人倍率は上昇している。
・12年3月は、有効求人倍率は、0.76倍。新規求人倍率1.19倍。
・3月卒業予定者の内定率は、上昇した。
○3月の完全失業率は、前月と同様で4.5%。
投資関連の概況
○機械受注は、緩やかに増加している。
・対前月比で、1-3月期実績+0.9%、4-6月期見通し+2.5%。
○上場企業の経常利益は、持ち直しの動きがみられる。
・対前年同期比で、10-12月期▲14.6%であったのが、1-3月期+10.2%。
○中小企業の業況は改善傾向にある。
・中小企業の資金繰りは、改善の兆しがみられる。
・倒産件数はおおむね横ばいである。
○住宅建設は、このところ持ち直しの動きでみられる。
・3月は、対前々年比+2.0%。
○公共投資は、堅調に推移している。
輸出入・生産の概況
○輸出は、持ち直しの動きがみられる。
・対前月比は、1月▲4.2%、2月+7.0%、3月+1.3%。
○輸入は、横ばいである。
○生産は、緩やかに持ち直してきている。
・3月は、対前月比+1.3%。
・予測調査によると、4月+1.0%、5月▲4.1%。
物価の概況
○国内企業物価は、このところ緩やかに上昇している。
・4月は、前月比+0.3%、前年比▲0.2%。
○企業向け電力料金、石油製品は上昇している。
○消費者物価は、このところ横ばいである。
・3月は、コア(生鮮食料品を除く総合)が前月比0.1%、前年比0.1%。コアコア(生鮮食料品、石油製品その他特殊要因を除く総合)▲0.1%、前年比▲0.5%。
○物価上昇を予想する消費者の割合はやや上昇している。
アメリカ経済の概況
○景気は緩やかに回復している。
・1-3月期の実質GDP成長率(第1次推計値)は、対前年比年率+2.2%。
・消費は、持ち直している。
・雇用者数はこのところ増加のテンポが緩やかになっているが、失業率は低下している。
・住宅着工件数は持ち直しているが、住宅価格は下落傾向にある。
アジア経済の概況
○中国の景気は、内需を中心に拡大しているが、拡大のテンポが緩やかになってきている。
・中国のGDPは、拡大テンポが緩やかになっている。
・中国の輸出の伸びが、鈍化してきている。
・中国の生産の伸びが、低下してきている。
○インドの景気は、拡大のテンポが鈍化している。
○その他アジアの生産は、総じて持ち直しの動きがみられる。
ヨーロッパ経済の概況
○景気は足踏み状態にあり、一部に弱い動きがみられる。
・1-3月期の実質GDP成長率はプラス。
・ユーロ圏の生産は、弱い動きが続いている。
・ユーロ圏の輸出は、このところ緩やかに増加している。
- 投稿日時
- 2012年5月18日(金)
- 投稿者
- 国会事務所